音楽の教科書ゼロから聴く音楽
SERIES EPISODE 01 / 聴き方

グルーヴって、結局なんですか?

テンポが同じでも踊れる曲と踊れない曲がある。その違いを会話からほどきます。

ミオ音楽好きの生徒先生ライブ通いの音楽家
音楽の教科書01BY LIVE GATE
ミオ音楽好きの生徒

「この曲、グルーヴがいいね」って言うじゃないですか。あれ、わかった顔をしているけど、本当は何を聴けばいいんですか?

いい質問だね。グルーヴは物の名前じゃなくて、音と音のあいだに生まれる“進み方”の感覚なんだ。まずドラムだけに耳を向けてみよう。

先生ライブ通いの音楽家

まっすぐな時間と、弾む時間

ミオ音楽好きの生徒

ドラムだけ、ですか? メロディを聴かなくていいんですか。

最初の30秒だけでいい。足で一定の拍を取りながら、スネアが少し後ろからついてくる感じがするか、前へ急いでいる感じがするかを比べる。それだけで曲の歩き方が見えてくるよ。

先生ライブ通いの音楽家
ライブハウスで試す

体で聴くと、急にわかる

ミオ音楽好きの生徒

家では違いがよくわからなくても、ライブならわかりますか?

むしろライブのほうが早い。ベースの低音を体で受けながら、ドラマーの右手と自分の足が重なる瞬間を探してみて。踊り方を知らなくても、自然に体重が移ったら、それが入口。

先生ライブ通いの音楽家
ミオ音楽好きの生徒

分析するというより、まず乗ってみる。

そう。言葉はあとからでいい。今週、リズムが魅力のバンドを一組だけ生で観てみよう。

先生ライブ通いの音楽家